中国語検定がなぜ就職・転職に有利なのか、その理由を解説します!
試験を実施しているのは、一般財団法人日本中国語検定協会という法人です。
就職・転職活動において中国語力をアピールするなら、この中国語検定を欠かすことはできません!
その理由は、「知名度があること!」これに尽きます!
「そんな単純な理由で有利だと言っているのか?」と思うかもしれません。
しかし、「単純である」、即ち「簡潔明瞭」であるからこそ効果が大きいのです。
なぜなら、簡潔明瞭ということは、相手(企業)に伝えやすいということだからです。
履歴書に「中国語検定○○級取得」と書いておけば、それだけで企業に自分の中国語力をアピールできるということです。
これほど効率的なことはありません!
もし、検定試験を受験していなかったら、自分の中国語力を伝えるためには、それなりの時間をかけて理解してもらわなければなりません。
例えば、「大学の第二外国語で中国語を専攻し、そこから3年程学習を続けていて、特に貿易用語の暗記・理解を重点的に…」というような説明が必要です。
冗長なうえに、自分の中国語力がどの程度なのかは相手にほとんど伝えることができません。
仮に中国語検定準1級レベルの実力を有していても、それを理解してもらうことができなければ、全く意味を成しません。
相手(企業)側とすれば、そんな実力不明な求職者よりも、例え2級レベルでも、中国語検定試験に合格している者を選ぶでしょう。
2級といえども、中国語力の担保ができている分、安心感があるからです。
【写真4.2】中国の水郷都市。家々の間を流れる河川を小舟が往来している(出典:写真ac)。
中国語検定の知名度は、「実用英語技能検定」即ち「英検」の功績によるところが大きいのは、想像に難くありません。
英検は日本人ならばほぼ誰もが知っていますから、中国語検定と聞いて、自然と英検を想像してしまうのでしょう。
実際、中国語検定における各級の難易度は、英検における難易度と酷似しています。
例えば、中国語検定2級の難易度は、英検2級のそれと同程度となっています(あくまで個人的な感想です)。
以上をまとめると、次のようになります。
①中国語検定は知名度が高い!
②従って、企業にアピールしやすいため、就職・転職に有利!
補足しますと、中国語検定は、受験のチャンスが多い試験です。
一年間に3回も受験のチャンスがあるためです(1級を除く)。
年に1回しか実施されない多くの国家試験と比べて、そのチャンスは3倍です。
更に、受験会場を40ヶ所近い全国の主要都市から選べます。
ゆえに、地理的な要因で受験をあきらめる必要がありません。
中国語検定は、非常に受験しやすい試験と言えるでしょう。
これらの理由から、中国語力をアピールしたい求職者の方に対し、中国語検定は大変おススメです。
以上、中国語を活かした就職・転職を考えている方の参考になれば幸いです。