翻訳学校入学にあたっては、中国語検定2級とパソコンの基本操作スキルが必要です!
まず、パソコンの基本操作ができることは大前提です。
なかでも、Wordソフト(中国語入力含む)、並びに電子メールが使えることが一番重要です!
訳文をWordに入力し、電子メールに添付して送るためです。
私が入学したのは、通信課程でしたので、動画を視聴できる通信環境も必要でした。
また、必要な中国語力に関しては、中国語検定2級以上が目安とされています!
さすがに2級以上の中国語力が無いと、授業についていけないからでしょう!
そもそも中国語ネイティブの先生の授業は、全て中国で行われます。
よって、ある程度の中国語力が無いと、授業の内容すら分かりません。
そのほか、入学に際しては、別途レベルチェックテストを受験しなくてはいけません。
ただ、翻訳学校も商売ですから、よほどでない限り、該当クラス無し(入学不可)とはならないような感じをうけました。
一方で、相当の実力者でない限り、初めから上級クラスへの入学を許可されることも無いと感じました。
さて、私もレベルチェックテストを受験、めでたく一番最初の初級クラスへの入学を許可されました。
受講期間は半年間です。
その後、半年毎に一段階上のクラスに進学していきます。
※私が入学した学校は、初級クラス(半年)→中級クラスⅠ(半年)→中級クラスⅡ(半年)→上級クラス(半年)で構成。
【写真1.4】夜空の下にそびえ立つ雄大な建築物。その煌びやかな様は、幻想的な世界を感じる(出典:写真ac)。
進学の条件は、下記の2つでした。
①翻訳課題を、決められた回数以上の提出すること
②提出された翻訳の水準が、定められた品質以上であることだったと思います。
①については、翻訳学校に入学するくらいなので、皆きちんと提出します。
提出しなければ、自分の翻訳にコメントしてもらえる機会を逃すことになり、もったいないからです。
②についても、問題無いと思います。
希望者は全員進学できていたので、ふるいにかけることは特にしていないのでしょう。
※ふるいにかけられるのは、トライアルの時です!
そして、入学から2年、最上級のクラスを卒業したとき、学校を運営する翻訳会社のトライアル受験資格!を得ることができます!
合格すると、晴れて翻訳者となります!
しかも、翻訳学校を経営している会社は大抵が大手です!
トライアルに合格すれば、新人でありながら、大手翻訳会社の登録翻訳者として、堂々の業界デビューです!
夢が膨らみます!
翻訳学校の講師兼実務家の先生が話していたことですが、
「翻訳学校で中級以上のクラスまで到達すれば、中国語学習者のなかでは上位数%の実力者と断言できる。」
とのことでした。
よって、プロの翻訳者を目指していないビジネスパーソンでも、ライバルとの差別化を図るために、このレベルまで学習するのも良いかもしれません!
以上、翻訳学校への入学を検討中の方の参考になれば幸いです。