この記事では、留学後の就職活動に成功していたのは人達をみてきた実体験を基に、記事を書きます。

 留学前に一定年数の仕事経験を積んでいた人は、帰国後の就職活動における成功率が「格段に」高かったです!

 特に、年齢が35歳未満の人は一層有利に就職活動を進めていました!

 前回の記事では、就職活動に失敗しないために必要なこととして、下記の3つを挙げました!

①「外国語」を活かした仕事にこだわらないこと

②留学前に、同一職種で「3年以上の仕事経験」を積んでおくこと

③就職活動開始時における年齢が、35歳未満であること

 そのなかで、①の外国語を活かした仕事にこだわらないことが、最も大切であると書きました。

 なぜなら、企業側からみれば、あまりに不透明な部分が多いからです!

 たとえ中国語を話せても、実務経験の無い人間に仕事を任せても大丈夫なのか、不安になるのも無理はありません。

 では、経験があれば、採用される可能性は上がるのでしょうか?

 当然ながら、可能性は著しく上昇します。

 私がみてきたなかでは、就職活動に成功していたのは、留学前に3年以上の実務経験がある人達でした。

 自らのキャリアに、中国語力という武器が加わり、市場価値が高まるからです!

 例えば、留学前に営業経験があれば、中国語力をプラスして海外営業職に応募することが考えられます。

 接客経験があれば、中国語力をプラスして、外国人宿泊客が多いホテル関係の仕事に応募することが可能だと思われます。

 技術職としての経験があれば、中国語力をプラスして、中国の得意先・外注先と技術的な折衝を行う仕事に応募することが予想されます。

 更に、年齢が30代前半くらいまでであれば、会社の将来を担う若手・中堅社員として期待されるため、より有利になるでしょう。

 尚、仕事の経験年数は3年以上が望ましいでしょう。

 留学経験者に限らず、3年以上の実務経験を以って、「経験者」と定義している企業が多いからです。

 もちろん、5年や10年などの長期に渡る経験があれば、より重宝されるでしょう。

【写真3.2】眩いばかりに美しくライトアップされた中国庭園。夜空を眺めながら思う存分散策したい(出典:写真ac)。

 次に、大学在学中に留学する場合について書きます。

 交換留学制度などを利用して、在籍したまま留学し、帰国後は大学生として就職活動をするパターンです。

 私としては、出来るならば、この方法で留学することが最良の選択肢だと思います。

 なぜなら、新卒として就職活動を行うことができるからです。

 大企業から官公庁まで、既卒者よりもずっと少ない労力で入社(入庁)することができます。

 新卒ならではの魅力です。

  確かに、3年以上の実務経験があれば、留学後の就職活動ではプラスに働きます。

 しかし、それでも活動する場は、「転職市場」においてです。

 現在の日本は、まだまだ新卒一括採用がメインなので、大企業における転職者の採用枠は決して多くありません。

 しかも、その採用枠を、他の転職者と争い勝ち取らなければなりません。

 そうであれば、新卒カードを使って大企業に入る方が、ずっと効率的です!

 以上をまとめると、次の通りです。

 ①若さと実務経験があれば、留学後に中国語を活かした仕事に就くことが可能

 ②しかし、就職において最も有利なのは「新卒」

 ③出来るなら、新卒で就職活動に臨んだ方が良い

 以上、留学を考えている方々の参考になれば幸いです。


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