クラウド翻訳会社YAQSのトライアル合格率は、10%です!

 クラウド翻訳での仕事獲得を決めた私は、「訳すYAQS」へ応募しました。

 「訳すYAQS」は、ワールドインテリジェンスパートナーズジャパンという会社が運営するクラウド翻訳サイトです。

 英語のほか、中国語、タイ語、スペイン語等の翻訳サービスを提供しています。

 案件の受注を希望する翻訳者は、WEB上で応募、簡単な入力作業を経て、直ぐにトライアルを受験できます。

 受験資格は特に設けられていません。

 トライアルとは、登録試験のことです。

 合格すれば、早い者勝ちではありますが、WEB上にアップロードされた案件の獲得ができます。

 獲得後は、翻訳、納品を経て、報酬を得られます。

 ここまでくれば、当然ながらプロの翻訳者だと言えるでしょう!

 しかし、「誰でも受験できる試験は、ほとんど誰も受からない」というのが、TQE(翻訳実務検定)の受験を通じて得た教訓です。

 TQEほどではないにしても、YAQSのトライアル合格率はわずか10%、難関です!

【記事1.8】広大な後宮。中国ならではの壮大で美しい城郭である(出典:写真ac)。

 では、実際のトライアルはどれほど難しいのか、受験してみました。

 感想を5段階で表すと、★★★★☆(難易度4)です!

 非常に難しかったです。

 これほど難しく感じたのは、「工業技術」に関する文章の翻訳だったからです。

 ある工業技術によって生産された家電製品の紹介文が、トライアルの課題だったのです。

 普段よく目にする家電製品でも、その性能に関する技術的内容となると、個人的には、一気に難易度が上がります。

 ただ、一般的に考えれば、できて当然のことなのかもしれません。

 なぜなら、文章自体は、一般消費者向けであったからです。

 技術者向けに書かれた専門的な文章ではありません。

 また、文章の内容としても、その家電製品にこだわりを持つ消費者ならば、ぜひとも知っておきたい事柄であったと思います。

 私に理系センスが無かったために、必要以上に難しく感じた可能性が高いです。

 その一方で、YAQSのトライアルにおける唯一の救いだったのは、「制限時間」が無かったことです。

 ※後日記事にしますが、他に受験したクラウド翻訳会社Conyacでは、時間の制限がありました。

 そのため、何とか一度目の受験で合格することができました。

 ただ、本当に精魂尽き果てました!

 同時に、全力を尽くしただけあって、合格した時の喜びも格別でした!


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