YAQSのトライアルに合格!中国語簡体字→日本語翻訳業務の受注が可能になりました!

 前回の記事「新人翻訳者の営業活動!クラウド翻訳YAQSのトライアル受験記録(第1回)!【記事1.8】」の続きです。

 YAQSのトライアルで難しかった点は、やはり「工業技術に関する文章の翻訳であったこと」です。

 文字数としては、原文(中国語)で300文字未満であり、トライアルにおける分量としては、少ない方だと思います。

 また、制限時間が無かったことから、一日かけて、十分な調査・校正作業の後、提出することができました。

 ただ、時間がかかりすぎました。

 300文字であれば、売り上げにしてわずか数百円です。

 そのために一日を費やすのは、如何なものかと思います。

 これが実務であれば、コストパフォーマンスは相当低いです。

 ちなみに、数社のトライアルの受験を経て分かったことですが、不得意分野の翻訳は、そうでない分野と比べて、何倍もの時間・労力を費やすということです。

 何よりも、その分野に関する知識のインプット、そして調べものに多くの時間と労力を割くことになります。

 自身の得意分野に絞って受注を受けている翻訳者が多いという話も、納得できます。

 なにしろ、コストパフォーマンスが全く違ってきます。

【写真1.9】堂々と佇む中国の古風建築物。城塞だろうか?雄大さを感じる(出典:写真ac)。

 さて、実際に合格したとき、YAQS側から提示してもらった内容は次の通りです。

 ①受注可能な案件:中国語簡体字→日本語

 ②受注方法:翻訳依頼メール又はWEB上に掲示された翻訳依頼に対して、受注の意志を示すこと。

 ※ただし、依頼は対象となるすべての翻訳者に対してなされるため、早い者勝ちでの受注となる。

 ③翻訳レート:1文字当たり1円

 気分は既にプロの翻訳者です。

 ただ、翻訳レートが気になりました。

 1文字で1円ということは、原稿用紙一枚分の翻訳を仕上げても、400円にしかなりません。

 また、私のブログは1記事1000文字程度のものが多いですから、1記事相当の翻訳で、1000円ということになります。

 金銭的側面だけで考えるならば、相当なスピードで案件をこなさなければ、割に合いません。

 なぜなら、時間当たりの報酬が、アルバイト代よりも安くなってしまうからです。

 例えば、400文字の翻訳を4時間かけて完了した場合、1時間当たりの報酬は100円にしかなりません。

 もちろん、金銭面ではなく、実務経験を積むという面を考えれば、私のような実務未経験者にとってありがたい話です。


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