YAQSにおいて翻訳レートを上げるには、翻訳者レベルをアップすることが必要です!
前回の記事「クラウド翻訳YAQS!そのトライアル受験記録!(第2回)【記事1.9】」で、翻訳レートの話を書きました。
レートが1文字当たり1円なので、それなりの早さで翻訳を仕上げないと、時間当たりの報酬が極めて低くなってしまうという内容です。
それについてですが、全貌は公表されていませんが、翻訳レートを上げる方法があるようです。
翻訳者としてのレベルをアップするという方法です。
私が今回のトライアルで合格したのは、「Casual」という下位のレベルです。
その他に、「Standard」という中位レベル、「Pro」という上位レベルがあります。
一定の条件を満たし、これらのレベルになると、中位向け・上位向けの案件の受注が可能になるようです。
※レベルアップの要件は、未公表とされています。
「Standard」レベルの案件の翻訳レートは、1文字当たり2.6円です。
「Casual」レベルの2.6倍です。
更に「Pro」レベルの案件は、1文字当たり6円です。
同一の分量の翻訳で、「Casual」の6倍の報酬を得られる計算になります。
ただし、これには、案件が「Standard」ないし「Pro」レベルで、依頼者から発注される必要があります。
従って、「Pro」」レベルの翻訳者であっても、発注された案件が「Casual」であれば、報酬は1文字当たり1円となります。
各案件の翻訳レートの決定権は、依頼者側にあるということです。
もちろん、翻訳者側にも、低レートだから案件を受注しないという選択肢があることを付け加えておきます。
※上述した翻訳レートは、中国語簡体字→日本語訳におけるものです。
【写真1.10】万里の長城。誰もが知る世界遺産である(出典:写真ac)。
今回、トライアルを受験してみて感じたのが、翻訳学校のときの課題と比べて、強い緊張感を感じたということです。
翻訳学校では、なんとなく、自分は生徒(お客様)であるという感覚で課題に取り組んでいた部分がありました。
一方のトライアルは、プロの翻訳者として相応しいかどうか、資質の有無を試される場です。
更に、不合格となれば、翻訳学校で2年間も学んだことが無駄であったこと宣言されるような気がして、余計にプレッシャーを感じました。
実際、翻訳学校とYAQSは全く別の企業なので、一方で通用したことが、もう一方でも通じるとは限らないからです。
そういう意味では、今回のトライアル合格は、自信に繋がりました。
自分の翻訳が、他でも通用すると分かったからです。
尚、トライアルには受かりましたが、現時点で翻訳の仕事はまだ一件もこなしていません。
よって、翻訳の仕事自体に関することは、後日、記事にしたいと思います。