この記事では、過去3回の受験経験を基に、採点の特徴を分析します!

 2021年3月15日、サン・フレアアカデミーのTQE(翻訳実務検定)の申し込みが始まりました。

 申込期限は4月29日迄です。しかし、3月15日~29日の間に申し込めば、早割で受験料が1,000円OFFです。

 通常、9,900円の受験料が、8,900円に値引きされます。

 私も早速申し込みましたので、受験される方はお見逃しなく!

 さて、TQEにおける採点の傾向ですが、私はこれまで3回受験したうち、2回ほど、「意訳の傾向がみられる」というコメントを頂いています。

 「意訳は語訳になりやすいので、注意するように!」という指摘です。

 もちろん、私の翻訳が「意訳」に偏っていることは事実でしょう。

 しかし、2回に渡って、最も強調して意訳を指摘しているということは、サン・フレアは「意訳」に対し、決して良くない思いを抱いていることが読み取れます!

 私が通っていた翻訳学校では、意訳に対してある程度寛容でした。

 講師によっては、的を射た意訳であれば、積極的に勧める傾向もありました。

 しかし、サン・フレアにおける採点基準は、どうも違うようです。

 この点は、翻訳会社によって方針が異なるところなので、相手に合わせた対応が必要となってきます。

【写真1.11】中国の夜の一コマ。人通りが無く、静けさを感じるが、綺麗にライトアップされた街灯が目を引く(出典:写真ac)。

 いずれにせよ、TQEでは、原文に対して、限りなく忠実に訳すことが、高スコア取得への道であることは間違いないでしょう!

 尚、翻訳品質を一定水準に保つという目的では、意訳を限りなくゼロにすることは非常に重要であると思われます。

 意訳を認めてしまうと、翻訳者の力量によって、訳文の品質が変わってきます。

 また、同じ翻訳者でも、翻訳分野の得意不得意によって、品質に差が生じることは間違いありません。

 得意先に訳文を納品する会社側としては、これでは困るのでしょう。

 「名訳と呼べるようなものは無いかもしれないが、だからと言って、低品質な訳文も無く、常に一定品質の訳文を納品すること」を徹底しているということでしょう!

 尚、TQEの問題は、入念に調査をすることで、意訳をしなくても意味の通った訳文に仕上げることが可能です。

 よって、TQEの受験にあたっては、原文に忠実な翻訳になっているか、意訳になっていないかを、徹底的に見直すことが大切です。

 今回受験される皆様のご武運をお祈りいたします。


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