大都市を留学先に選ぶ最大のメリットは、大企業から派遣されて留学している、「エリート会社員」と仲良くなれることです!
前回の記事で、中国に留学するなら、北京や上海のような大都市をおススメしました!
また、その理由として、下記の3つを挙げました。
①「料理店」が充実している!
②「書店」が多い!
③大企業のエリート会社員との交流の機会が得られる!
①と②については前回記事にしましたので、この記事では、③について話したいと思います。
私が留学していた上海には、一年間の長期留学に来ていた、2名の社費留学生がいました。
毎年1~2名程度の従業員が選抜され、大都市である北京又は上海に送り出されているとのことでした。
彼らは、留学期間中も給料が支給されているだけでなく、それに上乗せして18万円の赴任手当も受け取っていると話していました。
それだけの待遇ですから、勤め先は、日本人なら誰もが名前を知っているような大企業です。
大企業のホワイトカラー!その肩書だけでも雲の上の存在なのですが、そのうえ、社費留学生に選抜されるくらいの優秀な従業員です。
要は、大企業の幹部候補生(エリート社員)です!
留学中、そんな彼らから、私は本当に多くのことを教えてもらいました。
一度も社会に出たことが無い身でありながら、大企業に勤めるエリートと交流を図ることができるというのは、夢のような話です!
特に何かを手ほどきしてもらったわけではありませんが、一緒に酒を飲んだり、旅行に行ったりするなかで、学ぶことが多くありました。
社会人としての会話、食事や酒の席での振る舞い、気配り・目配りなどを学ばせてもらいました。
確かに、これらのことは、会社勤めをしていても学ぶことができたと思います。
しかし、会社組織のなかでは、意識せずとも多少の打算(損得勘定)が働いてしまうものです。
そういった打算を全く抜きにして、大企業のエリートの人らと付き合いを持てたことは、大きな財産です。
【写真2.3】夜の街でひときわ存在感を示す古風建築物(出典:写真ac)。
このような環境に身を置くことができたのも、上海という大都市であったからです。
彼らによると、企業が従業員を派遣する先として選んでいるのは、大都市の大学に限定しているということでした。
国外に従業員を送り出すにあたって、現地で精神的に不安定になることがないように、出来るだけ最良の環境を与えるという企業方針だからというものです。
「大都市≒最良の環境」とは限らないと思うのですが、地方都市よりは良いだろうという消去法で選んでいるのでしょう。
保守的な日本企業らしい考えです。
ただ、いずれにせよ、大都市上海でなければ、大企業から派遣された彼らと出会うことは無かったということです。
そう考えると、留学先に上海を選んで、本当に良かったと心から思えます!
以上、私が留学先として大都市をおススメする理由でした。