2020年度のプレゼン問題の反省点、それは「聞かれたこと(テーマとして選んだ内容)に答えなかったこと」です。
二次試験、3回目の「不合格」となりました。
過去2回の試験、プレゼンで言葉が出ないという経験をした私は、2020年、プレゼンの「型」を作ることにしました。
例えば、食べ物についてのテーマが出題されたら、必ず私の地元の「牛肉」の話に結び付けるというものです。
2020年度、出題されたテーマは、次の3つです。
「ラーメン」、「熊野古道」、「一期一会」
迷わず「ラーメン」を選んだ私は、地元の牛肉を載せたラーメンを紹介しました。
「牛肉」についてプレゼンの「型」を作っていたのですから、当然ながら、牛肉に関する説明がほとんどです。
これまでと違い、流暢にプレゼンができた(できたと思う)ことから、それなりの手応えを感じていました。
しかし、結果は不合格!聞かれたこと(ラーメンについて)に答えず、牛肉の話をメインにしたのは、まずかったのだと反省しました。
尚、今回のプレゼン後に試験官から質問されたのは、「ラーメンのスープには、どのような種類があるのか?」というものです。
これには、醤油、味噌、塩の3種類だと直ぐに答えられました。
同時に、「スープの種類は基本的なことなので、本来ならば、私がプレゼンの際に話すべきことだった」と感じました。
【写真4.11】中国の名所旧跡。美しい河川の緑色と古風建築が、悠久の歴史を感じさせる(出典:写真ac)。
さて、これまでの3回のプレゼン問題を振り返ってみます。
2018年:知識不足のため、話ができず不合格。
2019年:知識は習得したが、アウトプットの練習をしていなかったため、話ができず不合格。
2020年:話はできたが、的外れなプレゼンをしたために不合格。
2021年はさすがに合格したいので、つたなくとも、試験官(訪日観光客)から求められたことを答えられるようにするつもりです。
尚、不合格ではありましたが、プレゼンの「型」を作るという方法は、役に立つと感じました。
「話の切り出し」や「話の締めくくり」は、プレゼンのテーマがどのようなものであれ、ほぼ決まっています。
また、内容についても、いつくかの「型」を作っておけば、試験本番でスムーズにプレゼンできることも分かりました。
2020年度の失敗は、「型」を作ったことではなく、聞かれたことに答えていなかったことだと思っています。
以上、プレゼンテーション問題の反省点と試験内容でした。
次回は、通訳・実務質疑について書きます。