Conyacのトライアル合格のために必要なのは、「スピード」です!

 Conyacは、翻訳に特化したクラウド翻訳会社です。

 そのトライアルにおける文字の分量は、1500文字前後です。

 Conyacよりも先に受験した、クラウド翻訳会社YAQSの分量は、300文字程度でした。

 それに比べて、5倍の量です!

 そのうえ、制限時間(はっきりとは覚えていませんが、10時間程度)も設けられています。

 YAQSでは時間の制限が無く、数日掛けて翻訳を仕上げることができました。

 他に受験した翻訳会社のトライアルも、納期こそありましたが、5日前後は翻訳に充てる期間がありました。

 そのため、時間を掛けて翻訳することに、私はすっかり慣れ切っていました!

 そんな私にとって、10時間という時間は短すぎました。

 結局、5時間前後作業にあたっても、1/3も翻訳することができず、トライアルの提出を見送りました。

 今回受験したConyacのトライアルを、その前に受験したYAQSと比較してみます。

 ①YAQS:分量300文字程、時間の制限無し、翻訳文の難易度5段階中4。

 ②Conyac:分量1500文字超、制限時間10時間、翻訳文の難易度5段階中2

【写真1.13】妖艶な雰囲気を醸し出す中国の露店。はるか先まで店が軒を連ねているようだ(出典:写真ac)。

 YAQSは、分量が少ないうえに、時間の制限がありません。

 それに対し、Conyacは、分量が多いうえに、時間制限があります。

 一つだけ楽な点と言えば、翻訳する文章の難易度が、それほど高くないということです。

 YAQSでは「工業分野」に関する文章の翻訳でしたが、Conyacでは「時事ニュース」でした。

 そのため、難解な専門用語などはなく、読解がスムーズに進みました。

 そうなると、「文章の背景の調査」や「用語の再確認」、「日本語による表現方法の検討」をメインに作業を進めていくことになります。

 時間さえあれば翻訳できたと思うので、残念でなりません。

 翻訳スピードを向上させ、再挑戦しようと考えています。

 ところで、翻訳スピードは、実務に携わるためにも、大変重要です!

 私はこれまで3社のクラウド翻訳会社に合格しましたが、そこで公募されている案件は、本当に短納期のものが多いです!

 それこそ、Conyacのトライアルと同じような条件(1500文字の翻訳を10時間以内)です。

 より分量が多く、納期がタイトな案件もざらです。

 従って、Conyacレベルの条件で翻訳できる力を養っておくことは、今後翻訳の仕事をしていくにあたって、大変有用であると思います。

 以上、Conyacのトライアルを受験した感想でした。


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