この記事では、中国における朝食で最高の組み合わせ、豆乳&揚げパン&お粥を紹介します。
中国では、朝食を家ではなく、外で食べる人も多いため、早朝から営業しているレストランが多くあります。
また、明け方になると、たくさんの屋台が街に現れるので、通勤・通学がてら、そこで朝食をとる人も多いようです。
この朝食のなかで、最も代表的なものが「豆乳(中国名:豆浆」、「揚げパン(中国名:炸油条)」、そして「お粥」です。
まず、豆乳は中国の伝統的国民食で、大豆を水に浸してすりつぶしたものを煮詰め、濾過して作ります。
スッキリとした味わいで、胃にやさしく、一日のスタートを切るにはもってこいの飲み物です。
コップ等の容器で提供され、その場で飲むものから、紙パックに入れて持ち運べるものまで、その種類はさまざまなです。
日本では、牛乳を朝に飲む人が多いですが、中国では、牛乳よりも豆乳を飲む人が多い印象があります。
次に、揚げパンも朝食には欠かせない一品です。
強力粉(小麦粉)をこねて細長く伸ばし、油で揚げて作ります。
揚げている途中に両端を箸等でつかみ、ねじるのがコツです。
豆乳やお粥だけではやや味気ない朝食ですが、揚げパンを加えれば満足度が大幅に向上します!
【写真2.11】揚げパンとお粥。中国で最も愛されている朝食のメニューの一つである(出典:写真ac)。
最後に、お粥ですが、中国のお粥はバラエティーに富んだ伝統的料理です。
消化に良いことから、日本では、お粥は病気療養中の食事としてのイメージが強いと思われます。
しかし、中国では、病気療養時のみならず、日常的に食べられており、多くのレストランなどで提供されています。
よって、種類も非常に方法で、クルミ、人参、小豆、サツマイモを加えたものから、肉類やエビ、カニ等の甲殻類を入れたものまでさまざまです。
美味しさはもちろんですが、値段が安いのも特徴です。
私も中国留学でお粥に対するイメージが180度変わり、大好物の一つとなりました。
ちなみに、日本で古くから食べられている「七草粥」も、中国から伝来したと言われています。
日本と中国における食事事情の違いの一つとして、中国は「外食が一般化している」ということがあります。
その理由として、個人的には外食費の安さが一因にあると考えています。
料理にもよりますが、屋台や大衆食堂で食べる食事は、自分で材料を買って作る場合と比較しても、必要な出費にあまり差が無いため、気軽に食べられます。
以上、中国の朝食の紹介でした。