歴史能力検定協会が実施する「歴史能力検定」の「2級日本史」試験に合格すると、
全国通訳案内士試験の一次試験(筆記試験)科目の「歴史」が免除になります。
【試験情報】
①検定試験実施時期:11月下旬
②受験会場:全国の主要都市(30ヶ所程度)
③試験のレベル:高校レベル(ただし比較的高度な知識が要求される)
④試験問題数/試験時間:50問/50分(100点満点)
⑤合格基準点:60点以上
合格率が26%しかなく、かなりの難関です。
私はセンター試験の日本史Bを受けるおよそ2ヶ月前(平成29年)、歴史能力検定の2級日本史受験しましたが、合格することができませんでした。
その後に受験したセンター試験では、およそ80%を得点できていました。
よって、そこから推測すると、合格するにはセンター日本史Bで90%前後を取れるくらいの力が必要なのではないかと思います。
いずれにせよ、この2級日本史には再挑戦したいと思います。
理由は、全国通訳案内士試験の「歴史」科目の免除資格をもう一度取得するためです。
全国通訳案内士試験の歴史は奇問珍問が多く、対策することが非常に難しいと言われています。
そうであれば、免除を受けた方が確実だと考えたためです。
尚、歴史能力検定の受験勉強は、二次口述試験に大して役に立ちません。
二次試験で出題されるのは、日本の食文化、観光地、習慣等のかなり広範囲にわたるもののうち、ほんの一部です。
その一部のなかに日本史も含まれますが、日本史のなかでも、外国人観光客の関心が高い、戦国時代・江戸時代(明治維新含む)からの出題がほとんどです。
よって、旧石器時代から学び始める歴史能力検定の知識が役に立つことはまずありません。
あくまで、一次試験突破のためと考えた方が良いでしょう。
【写真4.19】中国の田園風景。のどかで美しく、心が落ち着く(出典:写真ac)。
ところで、私が探した限りでは、歴史能力検定にはテキストがありません。
よって、大学受験生向けのテキストを購入して勉強することになります。
また、私が受験した4年前は各級ごとの過去問が販売されていましたが、それも無くなったようです。
過去問自体は公式ホームページ等で販売されているのですが、全ての級が一冊にまとまったものとなっています。
日本史と世界史も一冊の過去問に収められているので、全部合わせると、日本史1~4級と世界史1~4級の8つの試験が一冊の本になっています。
日本史2級のみを考えている私にとって、受験しない試験のぶんまで購入するのは、もったいない感じがしてなりません。
いずれにせよ、2022年度の試験、頑張ろうと思います。